インスペクションを行う最適なタイミングはいつなのでしょうか?この記事では、購入前、引渡し前、入居前などの異なるタイミングでのインスペクションのメリットについて解説します。自分に合ったタイミングを選ぶことで、新築住宅のトラブルを最小限に抑えることができます。
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ホームインスペクションとは、建物の基礎や外壁のひび割れ雨漏り等の不具合を専門家が中立の立場から診断し、それらの情報を報告書として提供する調査です。ホームインスペクションは、主に中古住宅を購入する際に、住宅の状態を把握し、購入後のトラブルを防ぐために利用されますが、近年では新築住宅やリノベーション住宅にも行われており、その重要性は年々増しています。
ホームインスペクションの目的は、多岐にわたります。
住宅の現状を把握することで、購入者が安心して購入を決断できることや、売却者が物件の価値を正確に伝えることに用いられます。また、必要な修繕箇所を事前に知ることで、予算の計画やメンテナンスの優先順位を立てやすくなるといった中長期的な面で行われる事もあります。
検査実績
件
2015年1月から2024年8月現在の約10年で、新築関連の検査・建物状況調査・既存住宅に係る検査(調査)・設備等の検査の累計実績件数が97,325件となります。 年間平均では概ね10,000件の検査を行っております。
ホームインスペクションは、新築および中古物件の両方に対して実施され、その調査範囲は建物の外部から内部まで様々です。それぞれの物件に対するホームインスペクションの目的やタイミングは異なります。
弊社では基本検査で、床下や小屋裏、仕上材、建具開閉、給排水管路を含め240項目以上のチェック項目があり、その他4つのオプション検査(230項目程度)を含めると470項目を超えるチェック項目がございます。
建物状況調査の調査対象は「建物構造耐力上主要な部分」や「雨水の浸入を防止する部分」です。これらの部位の状況を確認するため、既存住宅売買瑕疵保険の検査基準と同等のものである既存住宅状況調査方法基準に従い、住宅の構造に応じた調査対象部位を調査します。
新築物件の場合、引渡し前の内覧会のときなどにホームインスペクションを行うことが多いです。これにより、施工不良・不具合がないか確認し、必要な修繕を引渡し前に要求することができます。
中古物件では、購入前の契約段階でホームインスペクションを依頼することが多いです。中古住宅は経年劣化や過去の修繕履歴などが存在するため、購入前に建物の現状を詳細に把握することが重要です。ホームインスペクション結果を基に、購入後のリフォームや修繕の計画を立てることができます。
また、物件の売却を検討している売主が実施することで、市場に出回る自分の物件に対して安心感や信頼度を与えることができます。
以下はホームインスペクションの調査内容です。
新築住宅の調査内容
オプション検査では、断熱材の施工状況や住宅設備機器の稼働確認から雷気設備の接続状況等々までチェックします。トラブルを引渡前に防ぐことで物件購入の安心感を高めることが出来ます。
中古住宅の調査内容
・構造耐力上主要な部分に係る調査対象
部位の例:基礎、土台及び床組、床、柱及び梁、外壁及び軒裏、バルコニー、内壁、天井、小屋組等
・雨水の侵入を防止する部分に係る調査対象
部位の例:外壁、内壁、天井、屋根等
ホームインスペクションの料金は、調査内容やオプション・検査会社によって大きく変わります。弊社の場合、ホームインスペクションのオプションには、以下のようなものがあります。
・調査員が点検口から床下や小屋裏に入って行う進入調査
・キッチンやトイレが正常に作動するか調査する設備稼働調査
・電気配線等の接続状況を調査する電気設備検査
基本検査に追加して検査を行う場合はご希望に応じてオプションをお申込み頂く必要があります。
また、オプション検査には、ライフラインの開栓・開通が必要なものや物件によって実施不可なものもあるので、お申込みにあたって施工店への確認や図面での確認を前もって行いましょう。
ホームインスペクションを行うタイミングとして検NETがお勧めするのは契約をしてから引渡しまでの間です。
ここでポイントなのは、「不具合等があれば引渡しまでに補修等を行ってもらいたい」ということを前もって伝えておくことです。
この同意をとっておくことでスムーズに補修後の引渡しが行えます。
また、検査から引渡しまでに約2週間程度の期間を設けておくと、スケジュール的にも余裕が持てるでしょう。
ホームインスペクションの全体的な概念としては、以下のような図で国交省より発表されています。
(国交省ホームページより)
イメージ図より、建物状況調査は基準に則って、建物の主要な部分を中心に各部位を広く全般的に見る内容であり、原因の分析や、瑕疵があるかないかを詳細に行う調査ではないところが、ポイントです。
イメージとしては、「目視できる対象を全般的に見る検査」であり、まさに基本の検査かと思います。
こんなお話を聞くことがあります。
「目視や簡単な機器の測定で家の状態が正確にわかるの?」
それに対して図には、二次的インスペクションのイメージがありますが、建物状況調査(一次的なインスペクション)で基本的な内容を確認し、不具合等があれば、必要性や要望に応じて二次的な詳細調査を行っていくことが書かれています。
不動産は基本的に高価な買い物であり、トラブルも多いので、建物状況調査の意義としては最低限の基本の検査くらいはやりましょう。ということになります。
内部天井 しみ跡
内部壁 クロスひび割れ
基礎 ジャンカ
床下内土台 蟻道
天井点検口内 カビ付着
外壁モルタル ひび割れ
小屋裏点検口内 植物繁茂
外壁貫通部 シーリング割れ
床下内束 しみ跡
点検して頂き助かりました
ユニットバスの換気ダクトが接続されておらず、そのまま使用していたら、天井内のカビの発生につながったかもしれないので、点検して頂き助かりました。
自分の家の事を知っておいてよかった
床下で断熱材の欠損が見つかりました。普段は見えない部分なので指摘されてもピンッと来なかったですが、断熱性能に関わってくると説明を頂き、自分の家の事を知っておいてよかったと感じました。
専門業者の存在に納得しました
エアコンを設置するとクローゼットの扉が全開しなくなることを指摘されました。 その他に洗面台の鏡面扉がタオルリングで全開しないこと等、しっかり見ないと気付かない事が多々あり、専門業者の存在に納得しました。
細かい部分も確認出来て安心しました。
営業担当者の対応が良く、大手ハウスメーカーに新築工事を依頼しました。工事が始まってからいろいろと問題が起きたので、第三者の竣工検査を依頼しました。専門業者が見る事で、一般には見づらい部分も確認出来ました。幸い大きな不具合等はありませんでしたが、細かい部分も確認出来て安心しました。
補修期間を含めてお引渡しの1か月以上前が理想のタイミングです。
お申込みは、売買契約の前でも可能です。
契約後、一定期間内に検査を実施し、その結果により是正や補修を履行してもらうことを予め同意しておいて頂くとスムーズです。
契約前に売主としっかり協議し、契約内容を確認してください。
建物状況調査(インスペクション)の目的として、第三者による公正な目線で物件の現状を調べ、売買契約を結ぶうえでの情報の一つとしてもらうことがあげられます。
調査を行い、不具合のある個所を把握することで、事前に補修工事等が可能となります。
補修工事等によって瑕疵担保保険への加入ができるなど、逆に資産価値を高めるきっかけとすることも可能です。
また、買主様にも建物の状態を把握していただき、トラブルの防止としても役立ちます。
通常、検査実施後5~7日以内にご提出致します。
※なお、報告書の提出につきましては、ご入金の確認ができ次第となります。
はい、クレジットカード決済がご利用いただけます。
お申込み完了後、お客様宛にご請求書をお送り致します。
クレジットカードでの決済をご希望の場合は、ご請求書のQRコードもしくはURLよりお手続きをお願い致します。
ご利用いただけるクレジットカードは以下でございます。
※雨漏り調査の場合、クレジットカードでのお支払いはご利用頂けません。
※決済サービスは「Square」を利用しています。
土曜日は調査を承っております。
日曜日と祝日は当社定休日となり、通常は調査を行っておりませんので、別途ご相談ください。