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建売住宅購入時の注意点とは?基礎知識から後悔しないために知っておきたいポイントや向いている人の特徴までご紹介

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建売住宅の購入をご検討中ですか?
頭を悩ませている疑問や不安があると思います。
この記事を読むことで、建売住宅を選ぶ際に押さえるべき重要なポイントを明確にし、最適な選択ができるようになりましょう。

この記事では、よりスムーズで確実な住宅選びをするための具体的なアドバイスを提供します。
購入前に知っておくべき点、チェックすべき要素、そして最適な物件を選び抜くためのノウハウを紹介します。


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この記事の要約

  • 通勤や通学、買い物などの日常生活を考慮して立地の選定は慎重に!
  • 購入後のアフターサービスの質は安心につながる
  • 不具合や仕上がりの質、欠陥を事前に発見するためにホームインスペクションの実施をお勧め!
  • 建売住宅が向いているのは、即時入居を希望する人、初めての家購入者、予算に制限がある人、メンテナンスに手間をかけたくない人

目次

建売住宅の基礎知識

建売住宅とは?

建売住宅とは業者が土地を購入し、あらかじめ家を建ててから売り出す住宅のことです。
つまり、家と土地がセットで販売されるため、土地探しや建物の設計・施工にかかる時間を省くことができます。

そのため比較的短期間で新築住宅を購入して、住み始めることができます。


建売住宅、分譲住宅、注文住宅の違い

住宅市場には様々なタイプの住宅がありますが、物件情報サイトなどを見ていると、「建売」「分譲」「注文」といった住宅の種類を目にすることがあるかと思います。
それぞれに特徴があるので確認しましょう。

・建売住宅

業者が建てた家をそのまま販売する形態です。
購入者は建物や間取りに変更を加えることができないため、見学したそのままの状態で物件を購入します。
そのため、すぐに入居することができるので、購入時における作業負担が少ないのが特徴です。


・分譲住宅
大きな区画にいくつも同じようなデザインの住宅を建てて販売される住宅のことを指します。
建売住宅と分譲住宅はほぼ同じですが、資材などを大量に仕入れることで建築費が建売住宅よりも安くなる傾向にあります。

・注文住宅
購入者の要望に応じて一から家を建てる形態です。
購入者は間取りやデザイン、使用する材料に至るまで、細部にわたってカスタマイズすることができます。
自分の理想の住宅を形にすることができますが、コストと時間が掛かることが特徴です。



建売住宅が向いている人とその理由

建売住宅と買主画像

購入する住宅の形態の中で自分にどれがあっているのかはニーズやライフスタイルによって異なります。
では、どんな人に建売住宅の購入が向いているのでしょうか?
建売住宅の購入に向いている人と注文住宅の購入に向いている人の特徴をご紹介します。


建売住宅の購入向いている人はどんな人?

・入居を早くしたい方
建売住宅は特徴として挙げたようにすでに建築されている物件のため、購入手続きが完了次第、すぐに入居することができます。
注文住宅と比較しても、建築期間を待つ必要がないため、とにかく早く入居したい方に向いています。


・コストパフォーマンスを重視する方
建売住宅は追加費用などの発生もないため、限られた予算の中で最適な住宅を探している方に向いています。
そのため、多くの場合、注文住宅に比べて建売住宅はコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

・効率よく住宅を購入したい方
建売住宅の購入は、土地探しや建物の設計、施工に掛かる時間が不要です。
忙しい人や建築に関する専門知識がない人にも向いています。

・実際の物件を見て選びたい方
すでに建築された物件を見て選べるため、想像と異なるリスクが少ないです。
実際に住んだ時のイメージがしやすく、動線や設備を確認してから購入を決めたい人には理想的です。


注文住宅の購入に向いている人はどんな人?

・独自のデザインや機能性を重視する方
注文住宅は、個人の趣味やライフスタイルに合わせて細部までカスタマイズすることができます。
独自のデザインや特別な機能・素材を使った家に住みたいという方にはぴったりです。

・将来的なライフスタイルの変化を考慮したい方
例えば、将来子供部屋が必要になることを見越して、部屋の大きさを小さくして部屋数を増やしておいたり、子育てをしながら家で仕事ができるように、仕事部屋を設けておくなどの細かい設計をすることができます。


・長期的な投資としての住宅を考えている方
注文住宅は、個々のニーズに合わせて建てられるため、長期的に見ても満足度が高く、資産価値を保ちやすい傾向にあります。
その分、建築期間が長く、費用は掛かるため、時間と予算の余裕を持たせる必要があります。



建売住宅のメリット

メリット


物件購入のコストを抑えられる

建売住宅の価格は事前に明確になっているため、購入予算の設定がしやすく、注文住宅のような設計や建築の過程で追加費用が掛かることがないため、想定外のコストが発生しにくいと言えるでしょう。

また、同じスタイルの家をいくつも建築するため低価格の物件が多いことも特徴です。
限られた予算の中でも選択肢が多くあるのは大きなメリットとなります。



入居までに時間がかからない

建売住宅は、すでに建築が完了しているため、購入手続きさえ済めば、建築期間を待つことなく入居することができます。
一方で、注文住宅の場合は、設計から建築完了までに数か月から一年以上の時間が掛かることがあるため、入居のタイミングには注意が必要です。

即入居ができるため急な転勤などで急に住宅が必要になった場合にも、引っ越しの準備に専念して迅速に入居できます。



事前に完成した住宅を確認できる

建売住宅は購入前に実際に完成した住宅を見ることができます。
これにより、間取りや内装の質感、光の入り方など、実際の住環境を確認することができるので、完成前の物件やプランのみで判断した場合よりも、イメージとのギャップが生まれにくいです。

建物だけでなく、実際に足を運んでみることで周辺環境やアクセスの利便性に関してもリアルに感じ取ることができます。
 


建売住宅のデメリット

デメリット


カスタマイズの幅がせまい

建売住宅は予め建築会社によって設計され、建設されるため、内装の素材や色合い、キッチンや浴室の設備などもあらかじめ決定されてます。
これにより、購入者が個々の好みやニーズに合わせてデザインを変更することが難しくなります。
独自性や個性を住宅に反映させたい場合、建売住宅ではその表現に限界があることが多いです。

また、ライフスタイルの変更などに伴って、後から間取りの変更や拡張が難しいことがあります。


デザインが似通っている

建売住宅は多くの場合、購入されやすい一般的なデザインに基づいて建設されます。
特定の地域や住宅地では、外観や間取りが似通ったものになることがあるでしょう。

特に大規模な住宅開発では、一定の基準やテーマに沿って建設されるため、同じ地域内での住宅のデザインが似通ってしまうことはよくあることです。


土地と建物がセットになっている

建売住宅では、土地と建物がセットで販売されるため、例えば、日当たりが悪い、周辺環境との調和が取れていないなどの問題がある場合もあります。

また、再販売を考えた際に、土地と建物がセットになっていることで、買い手が見つかりにくい可能性があります。
特に建物の老朽化が進んでいる場合、土地の価値が高くても建物の価値が低いと見なされることがあります。



建売住宅購入時の注意点・ポイント

注意点

生活に便利な立地かは要チェック

交通の利便性は日々の生活に直接影響を及ぼします。
駅やバス停へのアクセスの良し悪しは通勤や通学、外出の利便性に大きく関わります。

また、近隣に商業施設があるか、学校があるか、病院があるかなどは、日常生活の快適さを左右する要素です。
スーパーマーケットやレストランの近さ、子どもたちの通学路の安全性、緊急時の医療機関へのアクセスは、住む場所を選ぶ上で欠かせないポイントです。

さらに、地域の公園や自然環境、治安の良さも考慮したいところです。
快適で安全な住環境は、日々の生活の質に大きく影響します。



アフターサービスの質を確認する

建物や設備に対する保証期間や範囲を詳細に確認することが大切です。
将来的な修理や不具合に対するサポートを把握することで、安心して住宅を選ぶことができるようになります。

また、定期的なメンテナンスサービスや緊急時の対応もチェックすることが重要です。
迅速かつ適切なサポートがあるかどうかは、住宅品質の長期維持に直結します。

さらに、アフターサービスを利用する際の費用の有無も確認しておきましょう。
特にメンテナンスや修理に関わる費用は、予期せぬ出費を防ぐために事前に把握しておくべきです。

また、万が一のトラブルが発生した際に、すぐに連絡できるよう、担当者の連絡先や緊急連絡先はメモしておきましょう。
これにより、いざという時に迅速な対応が可能となり、安心して日々の生活を送ることができます。


床下や小屋裏の点検口がないことも...

点検口は、床下や小屋裏のメンテナンスに不可欠であり、これがない場合、配管や電気配線などの点検や修理が困難になります。
特に、床下や小屋裏は湿気や害虫の侵入が起こりやすい場所であるため、定期的な点検を通じて潜在的な問題を早期に発見し、対応することが重要です。

住宅の耐久性や安全性に直接影響を与えるため、長期的な安全を維持するために点検口がない場合は後から設置できる可能性があるかどうかも確認しましょう。


引渡前にホームインスペクションを行う

ホームインスペクションは引渡前に建物の状態を詳細に調査するもので、建物の隠れた問題や欠陥を事前に見つけ出します。
この調査を通じて、住宅の品質や安全性が保証され、購入者は購入後のトラブルを避けることができるため、購入者の安心感に繋がります。

ホームインスペクションは第三者の検査会社で実施することにより、その結果は専門的な知見に基づく客観的な評価として報告書で提供されます。
この客観的評価は、引渡しの前に問題が発覚した場合の修理や改善を売主に要求する際の強力な交渉材料になり得ます。

ホームインスペクションの実施は、安全で快適な住環境を確保するための非常に有効な手段と言えるでしょう。


物件完成後にお支払い

完成してからの支払いにすることで、建設中の不測の事態や完成遅延によるリスクを軽減できます。
例えば、万が一建設会社が倒産したなどの問題が発生した場合に、すでに支払いを済ませてしまっていると支払った費用の回収が難しくなります。

また、建物の状態や仕上がりを実際に確認し、期待に沿わない品質や仕様の問題があった場合は補修などをしてもらったうえで支払いましょう。

契約内容、特に支払い条件に関する部分は後のトラブルになりかねないので、十分注意してください。



建売住宅の住宅性能評価を確認しよう

建売住宅を購入する際には、その住宅性能を評価することがとても大切です。
住宅性能評価書は、第三者機関が住宅の品質を評価したもので、購入前に確認することで安心して選ぶことができます。
以下に評価内容と確認のポイントを説明します。


住宅性能評価とは?

住宅性能評価とは、専門の第三者機関が住宅の耐震性や断熱性などを含む10分野について評価したもので、そのうち必須項目は4分野となっています。
評価は「設計」と「建設」の二つに分かれ、設計段階での評価と実際の建設状況を基にした評価が行われます。
住宅性能評価書は、住宅が一定の基準を満たしていることを示す証拠として大変有効です。


住宅性能評価の主な項目

・耐震性
地震に強い構造かどうかを確認します。
等級が高いほど安全性が高いです。
特に、耐震等級が1から3まであり、等級3が最も地震に対して強いことを意味します。
耐震性が高い住宅は地震時の損傷リスクが低いため、安心して住むことができます。

・断熱性
断熱性能は住宅の快適さやエネルギー効率に影響します。
冬暖かく、夏涼しい家を選びたい場合は、この点をしっかり確認しましょう。
断熱性能が高いと冷暖房費を抑えることができ、省エネルギーで環境にも優しい生活が可能です。
断熱材の種類や施工方法についても確認することが重要です。

・劣化対策
住宅が長期間にわたって使用可能かどうかを評価します。
長く住み続ける場合には重要です。劣化対策等級が高い住宅は、耐用年数が長く、定期的なメンテナンスを減らすことができます。
特に、劣化対策等級2以上であれば、通常よりも耐久性が高いとされています。
雨水の侵入を防ぐ工夫や、湿気対策が施されているかどうかも確認ポイントです。


確認のポイント

・評価書の内容を理解する
評価書に記載されている各項目の等級をよく確認しましょう。
等級が高ければ高いほど性能が優れていることを意味します。
それぞれの等級が何を意味するのか、具体的な内容を理解することが大切です。

・第三者機関の信頼性
評価を行った第三者機関が信頼できるかどうかも重要です。
信頼性の高い機関の評価であることを確認することで、安心して購入できます。
評価機関の実績や認定資格を確認することで、その信頼性を判断しましょう。
複数の評価機関からの評価を比較することも、信頼性を確保する方法の一つです。



建売住宅購入に関するQ&A

Q&A

 

建売住宅と分譲住宅の違いは何ですか?

建売住宅は個別に販売される家ですが、分譲住宅は広い土地を区切り、複数の住宅に分けて販売されています。

建売住宅の購入に向いている人の特徴は何ですか?

即時入居を希望する人、初めての家購入者、予算に制限がある人、メンテナンスに手間をかけたくない人などが建売住宅購入に向いています。

建売住宅購入時に、点検口の有無はなぜ重要ですか?

点検口は、床下や小屋裏のメンテナンスやトラブル対応に必要不可欠です。
点検口がない場合、配管や電気配線の点検・修理が困難になり、潜在的な問題の発見も難しくなります。

建売住宅購入時にホームインスペクションは必要ですか?

はい、ホームインスペクションを行うことで、不具合や仕上がりの質・欠陥を事前に発見し、購入後の安心を確保することができます。

建売住宅のアフターサービスを確認する際、何を重視すべきですか?

アフターサービスの質を確認する際には、保証内容の詳細、メンテナンスサービスの有無、対応の迅速さ、追加コストの有無、緊急時の連絡先の明確化などを重視すべきです。



まとめ

建売住宅の購入は大きな決断です。
ここまでにお伝えした建売住宅購入時の注意点をまとめた上で、特に重要なポイントは以下です。

建売住宅を選ぶ際に最初に考慮すべきは、立地です。
通勤や通学、買い物の便利さは生活の質に直結します。
公共交通機関へのアクセス、近隣の商業施設、教育機関、医療機関の有無は、逃さずチェックしましょう。

次に重要なのが、アフターサービスの質です。保証内容、メンテナンスサービス、対応の迅速さなど、購入後の安心を保証するためのサービスは、長期的な住み心地に影響します。

また、建物の品質を保証するホームインスペクションを行うことで安心できる住宅を手に入れることができるでしょう。

これらの注意すべきポイントをしっかりと確認して、自分と家族のニーズに合ったぴったりの住宅を選び、将来の安心・満足を手に入れましょう。


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代表取締役社長
代表取締役社長松田 隆模

経歴

建築設計事務所にて中高層建築物を中心とした企画・設計・監理に従事。
2005年以降は不動産開発デベロッパーでマンションの企画開発を中心に、仕入・販売の活動を行う。
その後、確認検査機関にて営業戦略の策定、支店開設を行い、執行役員を経て検NET株式会社を立ち上げ、代表取締役就任。
一般社団法人全国住宅技術品質協会理事。

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