中古住宅に関わる検査 調査(インスペクション)から工事までの総合ワンストップサービスをご提供

TOP > 教えて!検NET > インスペクション > インスペクションはいつ行えばいい?ベストなタイミングとお申し込みの流れを解説!

インスペクションはいつ行えばいい?ベストなタイミングとお申し込みの流れを解説!

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ホームインスペクションとは、住宅や建物の点検や調査を専門家が行い、その品質や状態を評価する手続きのことです。

主な目的は、建物の構造や設備、配管、電気系統などに潜む潜在的なリスクや不具合を特定し、購入者や所有者に対してその情報を提供することです。


ホームインスペクションは、新築物件や中古物件を購入する際に特に重要とされていますが、住宅を売却する際やリフォームの計画時にも利用されることがあります。

そんなホームインスペクションですが、実際に検査をしようとなった時いつ依頼すればいいのか、どんな流れで実施されるのかと不安に思われている方も多いでしょう。

この記事では、ホームインスペクションを行うべきタイミングと実施までの流れをご紹介します。


この記事の要約

  • 新築住宅のベストタイミングは契約から引渡しの前の間!
  • 中古住宅のベストタイミングは補修期間を含めたお引渡しの1か月前!
  • タイミングによってはホームインスペクションの結果を元に価格交渉や修繕要求が可能
  • 時間に余裕をもって事前に依頼をしましょう!

目次

ホームインスペクションを行うタイミング

タイミング

ホームインスペクションを行うベストタイミングは建物の種別によっても変わってきます。
ここでは新築と中古の場合それぞれみていきましょう。


新築の場合

新築のホームインスペクションは適切なタイミングで行わないと、建物の品質や安全性に関する問題が見逃される可能性があります。
これは将来的に修繕費の増大につながる可能性があります。

新築のホームインスペクションでは、建物が完成する前の事前検査と引渡し前の最終検査がベストなタイミングとされています。

事前検査では、建物の外観や内部の仕上がり、設備の取り付け状況、構造や断熱、防水などの重要な要素が点検されます。
最終検査では、修正や補修状況、品質の確認が行われます。


事前検査の例

・外壁の点検
建物の外壁の塗装や仕上げ状態を確認し、傷やひび割れなどがないかをチェックします。

・内部の床と壁の点検
床や壁の仕上げ状態を確認します。床材や壁紙の施工状態や仕上げの質を点検します。
また、傷や欠け、歪みなどがないかを確認します。

・設備の取り付け状況の点検
キッチン、バスルーム、トイレなどの設備の取り付け状況を点検します。
正しく取り付けられているか、動作や水漏れなどの問題がないかを確認します。

・窓とドアの点検

窓やドアの開閉状態や密閉性を確認し、隙間や閉まりが悪い箇所がないかを点検します。

・防水・断熱の点検
建物の防水性や断熱性を点検し、屋根や壁の防水層、断熱材の施工状態を確認します。
また、水漏れがないかをチェックします。

これらの点検を通じて、建物の品質や仕上がりの状態を確認し、修正や補修が必要な場合は建築業者に要求することができます。


最終検査の例

・構造の点検
建物の基礎や柱、梁などの構造部分を点検し、構造の傷みや歪み、不適切な施工がないかを確認します。また、地震などの耐震性もチェックします。

・配管の点検
水道やガス、排水などの配管を点検し、配管の接続状態や漏れ、適切な設置がなされているかを確認します。また、給湯器や暖房機器などの設備も機能確認します。

・電気設備の点検
照明やコンセント、スイッチなどの電気設備を点検し、正しく配線されており、安全な状態にあるかを確認します。また、ブレーカーの動作確認も行います。

・安全性の点検
火災報知器などの安全装置の設置状況を点検し、適切な位置に設置されているか、正常に機能するかを確認します。

・ドア・窓の点検
ドアや窓の開閉状態を点検し、適切に作動し、閉まりがしっかりしているかを確認します。

・内部の仕上がり状態の点検
床や壁、天井の仕上げ状態を点検し、傷や汚れ、塗装の剥がれ、仕上げ材の欠陥などがないかを確認します。

これらの点検を通じて、建物の構造や設備、安全性に問題がないことを確認し、必要に応じて修正や補修が行われ、建物の引き渡しに向けて準備が進められます。

また、最終検査を通じて、引き渡し後に問題が発生するリスクを軽減することができます。

引き渡し後に不具合で悩むことがないよう、建物の品質や安全性を向上させ、安心できるお住まいを手に入れましょう。


中古住宅の場合

中古住宅の多くに劣化事象があると言っても過言ではありません。
引き渡し後に建物の不具合でトラブルが起きないようホームインスペクションを行い、その結果を売主買主双方が確認し、理解した上で売買を行うことがおすすめです。
そのため、中古住宅のホームインスペクションは、購入前に行われることが一般的です。
おすすめのタイミングとして「契約成立前」「契約成立後」「引き渡し前」に分けて解説します。


契約成立前の条件付き期間

売買契約が成立する前の条件付き期間中に、ホームインスペクションを実施します。
この期間は、住宅の状態や修繕が必要な箇所を確認するために活用されます。
問題が発見された場合は、条件に基づいて価格交渉や修繕の要求を行うことができます。


契約成立後の確定期間

契約が成立した後の一定期間内にホームインスペクションを実施します。
この期間は、購入者が住宅の状態を再確認し、必要な修繕や改善を行うために活用されます。
また、売主との交渉や契約条件の変更を行う場合もあります。


引き渡し前の最終確認

住宅の引き渡し前に最終的なホームインスペクションを行います。
これにより、修繕や改善が完了し、引き渡し時に問題がないことを確認します。
必要ならば、売主との最終的な調整や修正を行うこともあります。

中古住宅のホームインスペクションのタイミングは、購入者と売主の合意のもとで調整されます。
専門家と相談し、最適なタイミングを決定することをおすすめします。


ベストタイミングは?

新築住宅は契約から引渡しの前の間!

新築住宅の場合、施工上の問題点や不具合を発見し、引き渡し前に補修を行うことが重要です。


中古住宅は補修期間を含めたお引渡しの1か月前!

中古住宅の場合、将来的な修繕が必要になる可能性のある問題を明らかにしておきましょう。

ホームインスペクションは検査員のスケジュール調整が必要になるため、急な依頼だと希望する日にちに検査を行えない可能性があります。
また、インスペクションの結果をもとに補修などを行う場合も考慮すると時間の余裕が必要です。

突然の依頼は避け、事前に検査会社に相談しながら進めていきましょう。


ホームインスペクションのお申し込みの流れ

申し込みフロー

ホームインスペクションを依頼してから実施までの一般的な流れは以下になります。


1.依頼の相談と見積の確認
ホームインスペクションを希望する物件について、専門業者に相談し見積もりを確認します。
物件の情報や希望するサービス内容を伝え、見積もりを取ります。

2.スケジュール調整

見積もりが確定したら、ホームインスペクションのスケジュールを調整します。
依頼したい日程と専門業者の都合を合わせ、検査日を決定します。

3.検査の実施
決定した検査日に、ホームインスペクションの専門家が物件に訪れます。
専門家は建物や設備を詳細に調査し、内部や外部の状態、構造や設備の機能、潜在的な問題箇所などを確認します。

4.検査結果の報告
検査後、専門家は検査結果を報告書としてまとめます。
報告書には検査で見つかった問題箇所やリスク、必要な修繕や改善の提案が含まれます。
報告書は数日から数週間の間に提供されます。

具体的な流れは依頼する業者や地域によって異なる場合がありますので、実施前に業者と相談し、手順やスケジュールを確認いただくことをおすすめします。



まとめ

ホームインスペクションのベストタイミングは、建物の種類や状況によって異なります。

新築住宅の場合は契約から引渡し前の間に行うことが最適です。
一方、中古住宅の場合は、補修期間を含めた引渡しの1か月前に行うと良いでしょう。

自身の状況に応じて、適切なタイミングでホームインスペクションを実施し、新しい住まいで悩みを抱えることなく快適に過ごしましょう。


検NETが選ばれる理由

選ばれる理由

検NETは、「建物調査業務」「雨漏調査業務」「リフォーム工事」の3つを柱に、ホームインスペクションから住宅履歴情報サービスの無料発行、建物に関わる法務相談、さらには検査に関するシステムの企画・開発まで、ワンストップで対応しています。

検査実績累計9万件以上! 検査から是正工事までしっかりフォローいたします。 ​​
ご自宅の売買を前提に実施されるケースが多いホームインスペクション(建物状況調査)では、居住中の住宅の検査が大変多く、検査員には技術以上にマナーや接遇が求められ、居住者の立場での理解が不可欠となります。

検NET(株)の9万件以上の実績は技術だけではなく、質の高い検査員教育の継続の賜物であり、検NET(株)の強みでもあります。
売主様へは検査員の素行やマナーが仲介業者のイメージへと繋がります。 我々の実績がしっかりフォローさせていただきます。

※検NETについて詳しく知りたい方はこちらから!
https://ken-net.co.jp/company.html

新築・リノベーション住宅を購入されるお客様へ 
 
漏水・雨漏の原因特定プロ集団


代表取締役社長
代表取締役社長松田 隆模

経歴

建築設計事務所にて中高層建築物を中心とした企画・設計・監理に従事。
2005年以降は不動産開発デベロッパーでマンションの企画開発を中心に、仕入・販売の活動を行う。
その後、確認検査機関にて営業戦略の策定、支店開設を行い、執行役員を経て検NET株式会社を立ち上げ、代表取締役就任。
一般社団法人全国住宅技術品質協会理事。

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

タグ













TOP