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マンション内覧会の秘訣!竣工検査(ホームインスペクション)と内覧会の違いを知ってマンション選びを成功させよう!

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マンション選びの一大イベント、内覧会。
これは単なる物件の見学ではなく、実際の空間を将来の住まいとして、初めて肌で感じる重要な機会です。

新築マンションが竣工し、モデルルームや図面上でしか確認出来なかった物件を実物のものとして見る事ができるようになります。
この段階で、買主は物件の仕様や状態を細部まで確認し、生活を始める前の不安を解消することができます。

しかし、そこには細かなチェックポイントが無数にあり、それを一人で全てカバーするのは非常に困難です。
室内の設備の機能性、建材の質感、共用部の保守状態など、見落としがちな多くの要素が買主の快適な居住空間を左右します。
特に、内覧会では見逃しやすい細かい欠陥も発見し、それが将来の生活品質や維持費にどう影響するかを見極める必要があります。

そんな専門的な目利きが求められる場面では、専門家による竣工検査(ホームインスペクション)を利用することをおすすめします。
この検査により、建物全体の品質と安全性を専門家が確認し、見落としがちな問題点を事前に把握しておくことで、引渡しの前までに修繕対応を要求することが可能になります。

これは、単に綺麗な住まいを手に入れるためだけではなく、安全かつ長期にわたる快適な住生活を送るために不可欠なものと言えるでしょう。



竣工検査なら検NET



目次


マンションにおける内覧会とは

内覧会

マンション購入を検討している際に行われる内覧会は、新築マンションが完成した後、買主がその状態や仕様を確認するために行われるものです。
一般的に、新築マンションは建物が完成する前に販売されるため、購入を検討している方はモデルルームや図面、立地等から購入の判断をします。
そのため内覧会は買主にとって初めて実際の物件を詳細に確認できる機会となります。


マンションの内覧会の目的

マンションの内覧会の主な目的は、実際に住む場所を視覚的に確認し、建物の構造や設備の状態、生活環境などを詳細にチェックすることです。

このチェックをしっかりと行うことで、買主は物件に関する疑問を解消したり、将来的に必要となる改修の程度を把握します。

マンションの内覧会での確認事項

・実際の物件状態の確認
写真やカタログではわからない、実際の物件の状態や建材の質感、仕上がりを直接確認できます。
この時、細部にわたるチェックが将来の住み心地やメンテナンスコストを左右します。


・設備の機能性評価
キッチンの設備、水回りの状態、電気設備など、日々の生活に直接影響する多くの要素を試用し、問題がないかをチェックします。
例えば、シンクの排水速度や換気システムの効果など具体的な点を確認します。
特にシャワーの水圧を気にされる方も多いのではないでしょうか?

・生活環境の把握
内覧会では、実際に物件が置かれている環境も観察できます。
例えば、周囲の騒音レベル、日照条件、近隣との距離感など、居住の快適性に影響する重要な要素を体感します。

・建物の外観と共用部の状態
気になった点を売主に確認できるいい機会ですので、室内の状況のみならず、外壁やエントランス、エレベーター、廊下など共用部の保守状態も併せて確認する事を忘れないようにしましょう。



マンションの内覧会での注意すべきポイントや部位

内覧会のポイント

1. 水回り
キッチン:水漏れ、排水の流れ、蛇口の機能性やシンクの状態を確認します。
浴室:タイルの割れやカビの有無、浴槽やシャワーの機能を詳しく見ます。
トイレ:便器やタンクの状態、排水の問題がないか、換気扇の動作をチェックします。

2. 室内の壁、床、天井
クラックやヒビ:壁や天井にクラックがないかを確認し、建物の構造的な問題がないか警戒します。
汚れやキズ:床や壁紙のキズや汚れは、後で修繕が必要な場合の交渉ポイントになります。

3. 窓とドア
開閉のスムーズさ:すべての窓やドアが適切に開閉するか確認し、隙間風がないかもチェックします。
断熱・防音性:窓の二重窓化や防音設計が施されているかを見て、快適な居住空間か評価します。

4. 電気と照明
スイッチとコンセント:全てのスイッチとコンセントが機能するかテストし、配置が適切かどうかも評価します。
照明設備:部屋ごとの照明が十分か、また特別な配線が必要な照明設備の状態を確認します。

5. 収納スペース
容量とアクセス:クローゼットや収納スペースが十分にあり、使い勝手が良いかどうかを見ます。

6. ベランダやバルコニー
サイズと状態:外の景観や日照条件、ベランダの広さや安全性を確認します。

このように内覧会で確認すべきポイントや部位は非常に多く、細かいです。

また、実際には時間を指定された1〜2時間程度の中で機器の操作やデザインの説明も受けます。
不具合やキズをじっくり見る時間もなく、セレモニー的な要素も合わさり、言い出しづらい場合もあるでしょう。

もし、ご自身で行うにはハードルが高いと感じたら引き渡しを完了される前に竣工検査を業者に依頼するというのも一つの方法です。




内覧会と竣工検査(ホームインスペクション)の違い

竣工検査

内覧会と竣工検査(ホームインスペクション)は、マンションの購入においてとても重要ですが、それぞれの目的と役割には明確な違いがあります。
これらの違いを理解することは、マンションの良い選び方に繋がります。

内覧会

ここまでにお伝えした内覧会は、買主が実際にマンションの物件を見て、室内の状態や設備のチェックを行う機会です。
買主自身が物件の仕上がりや設備の動作を確認し、問題があれば修繕を依頼するためのものです。
内覧会では、生活の質や快適さを確保する点に焦点が当てられます。

竣工検査(ホームインスペクション)

竣工検査(ホームインスペクション)は、建物が完成した後に行われる検査のことを言います
この検査は建物の品質管理の観点から非常に重要なもので、実際に買主へ引き渡しが行われる前に必要な補修や改善がないかを確認する機会となります

主な違い

目的と焦点の違い:内覧会は買主が自身の住まいとしての条件を確認するためのもので、生活の快適性や具体的な機能性がチェックの対象となっているため、個々の満足度を重視します

竣工検査は建物全体の品質的な問題が主に評価されるため建物の工事完成度を確認する目的が強いです

実施主体の違い:内覧会は買主やその代理人が行いますが、竣工検査(ホームインスペクション)は施工会社や検査会社によって実施されます。

これらの違いを理解することで、マンション購入時にどのように自分の利益を守るかをよりよく理解し、適切な準備をして引き渡しに臨むことができます。

また、昨今の施工会社には引き渡し前に竣工検査(ホームインスペクション)を行う事を拒否したり、内覧会の1〜2時間の間に終わるならやっても良いという条件を付けてくる場合もあります。

これに則した検査を行う検査会社もありますが、本来は内覧会の時間内で見切れるようなものではありません。
しっかりと竣工検査(ホームインスペクション)を行うにはまとまった時間が必要になるので、内覧会とは別で検査時間を確保する事をお勧めします。



良いマンションを選ぶ為に

マンション選び

竣工検査(ホームインスペクション)に前向きな施工会社を選ぶ

良いマンション選びに欠かせないのが竣工検査(ホームインスペクション)を適切に行う意向のある施工会社を選ぶことです
竣工検査(ホームインスペクション)への対応が良い施工会社は、建築品質に自信を持っており、顧客の不安を解消するために協力的な事が多いです。

逆に検査会社の介入を渋る場合は、注意が必要です。

また、新築マンションの場合、実際の部屋を見る前に契約をする事が多いため、購入意向を示す際に、竣工検査の実施希望を前もって伝えることがお勧めです。

同時に可能な限り自分自身でも検査内容や検査の流れを理解しておくことが重要になります。
引き渡し前に焦らず、安全で快適な住環境を確保するための準備を行いましょう。




まとめ

竣工検査(ホームインスペクション)の重要性については、新築マンションやリノベーション済みのマンションの購入を検討している皆さんにその必要性と利点をご理解頂きたいものになっています。
マンション購入は大きな投資であり、内覧会だけでは把握しきれない部分を専門家が詳細に検査することで、将来的なトラブルや追加コストを避けるための大切な時間です。
安全で快適な住まいを確保するためにも、竣工検査の実施は非常に価値のある選択と言えるでしょう。


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代表取締役社長
代表取締役社長松田 隆模

経歴

建築設計事務所にて中高層建築物を中心とした企画・設計・監理に従事。
2005年以降は不動産開発デベロッパーでマンションの企画開発を中心に、仕入・販売の活動を行う。
その後、確認検査機関にて営業戦略の策定、支店開設を行い、執行役員を経て検NET株式会社を立ち上げ、代表取締役就任。
一般社団法人全国住宅技術品質協会理事。

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