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家全体の安全を守る!小屋裏調査の必要性とそのポイント

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家を購入する際、見えない部分に潜むリスクを見逃すことは大きな後悔を招くことがあります。
特に、家の最上部に位置する小屋裏は、一見すると問題がないように見えても、実は家全体の安全性に大きく影響を与える要素が隠されていることが多いのです。

小屋裏調査は、そんな見落とされがちな問題を発見し、家族全員が安心して暮らせる家を実現するための重要な調査です。
この調査により、構造的な問題、断熱材の不備、害虫の存在、カビの発生といった、住宅の耐久性や住み心地に直結する問題が明らかになります。
小屋裏調査を通じて、あなたの大切な家が本当に安全であるか、ぜひ確認してみてください。



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目次


小屋裏調査の意義とその影響

小屋裏調査

小屋裏調査は、ホームインスペクションの中でも重要な部分を占めており、家の構造や安全性を確認する上で不可欠です。
この調査は、家の最上部に位置する小屋裏(屋根裏)に焦点を当て、構造的な問題や潜在的なリスクを発見するために行われます。

小屋裏調査の主な項目と意義

・構造の確認
湿気の多い環境では、木材が腐食しやすくなります。
この腐食が進行すると、建物の支持構造に影響を与え、建物の耐久性が下がります。

また、地震などで力が加わると補強材が損傷する事があり、建物の耐震性の維持が難しくなります。

小屋裏の構造を確認することで、建物の耐久性や安全性に影響を与えるこれらの問題を早期に発見できます。

・断熱材の状態
断熱材は適切に設置されることで室温を快適に保つことが出来ます。
しかし、劣化などの不具合があると室内温度の調節が難しくなり快適性が保たれにくくなります。

また、断熱材が正しく設置されていることで、家のエネルギー効率が向上し、冷暖房費の節約にも繋がります。

・害虫やカビ
木材を食害する害虫は、建物の構造的強度を低下させる恐れがあります。
それどころか、害虫やカビはアレルギーや呼吸器系の健康問題悪化の原因にもなりえます。

健康面・安全面においてのリスク回避ができるので、早期発見の為にも小屋裏調査を行いましょう。

小屋裏調査が家全体に与える影響

小屋裏調査は、単に小屋裏部分だけではなく、家全体の健康と安全にも影響を及ぼします
早期に発見することで大規模な改修や高額な費用が必要になる前に適切な修繕が可能になります。

また、家を購入する際の決断材料としても、小屋裏調査の結果は大きな意味を持ちます
潜在的な問題を事前に知ることで、購入後のリスクを減少させ、より安全で快適な住環境を確保することのできる重要な調査です。




小屋裏で見つかる不具合

不具合

ここでは小屋裏の調査時に見つかる不具合をご紹介します。

構造的問題

・梁や桁の損傷
建物の構造的な問題として、特に梁や桁の損傷は重要なチェックポイントです。
地震や経年劣化が原因でこれらの部材が損傷すると、建物全体の安定性が損なわれるリスクが高まります。
これらは、建物の主要な支持構造であり、その強度が低下すると、大きな安全上の問題に直結します。


・屋根の構造不良
屋根の構造不良は、雨漏りや断熱性の低下といった問題を引き起こす可能性があります。
屋根材の不適切な取り付けや老朽化は、水の浸入を許し、それが建物内部の他の部分への損害を招くことがあります。
適切な修理を行うためにも、あらかじめ小屋裏内を確認しておくことは不可欠です。

また、ダクトが正しく接続されていないなどの不具合の発見にも繋がります。

断熱関連の問題

断熱材の状態が不十分であったり、時間とともに劣化している場合、家のエネルギー効率は著しく低下します
これは、冷暖房費の増加に繋がるだけでなく、結露の問題を引き起こす可能性もあります
結露は、部材の状態をさらに悪化させることがあるため、発見次第の修繕が必要です。

害虫やカビの被害

・シロアリの被害
シロアリは、木材を食べる害虫であり、建物の構造木材に重大な損傷を与えることがあります
シロアリによる被害は徐々に進行し、最終的には建物の安全性を脅かす可能性があります
定期的に小屋裏内を確認し、発見した場合には害虫駆除が必要です。

カビの発生
高湿度の環境はカビの成長を促し、カビは木材やその他の建築材料を破壊するだけでなく、居住者の健康にも悪影響を及ぼすことがあります。
カビの問題は、通気と湿度の管理を改善することで発生を抑えることが出来ます。

雨漏れ

屋根材の老朽化などにより、水の浸入が起こることで発生する雨漏りは小屋裏調査時によく見られる不具合の一つです

水分が建物の木材に浸透することで、腐朽やカビの発生、さらには構造的強度の低下を引き起こします。 




調査方法は2通り

調査方法

・点検口からの目視確認
小屋裏点検口に顔を入れて目視で見える範囲で木材の腐食、梁の損傷、断熱材の状態、害虫の有無、雨漏り跡やカビの有無を確認します。

・進入調査
小屋裏点検口から小屋裏に上がり目視では確認できない範囲まで調査します。
この調査方法は、調査環境の悪さや足場の危険度などが考慮され、多くの場合で別途費用が発生するため、基本調査には含まれていないことが多いです。
ご希望の場合はしっかりと検査会社に伝えましょう。



まとめ

小屋裏調査はホームインスペクションの中でも、家全体の安全性と機能性を保証するために欠かせません。
この調査により、通常目に見えない場所に隠れている様々な問題を早期に発見し、大規模な修繕や高額な費用負担が必要になる前に適切な対策を立てることができます。

主な調査項目には構造の確認、断熱材の状態の評価、害虫やカビのチェックが含まれます。
これらは建物の耐久性や居住者の健康に直接影響を与える要因であり、特に梁や桁の損傷は建物全体の安定性に重大なリスクをもたらす可能性があります。

小屋裏調査の結果は、単に問題点を特定するだけでなく、早期の修繕を可能にすることで、将来的に高額な費用を避け、安全で快適な住環境を維持できるようにします。

このように、小屋裏調査は家の耐久性や安全性を維持する上で、不可欠な要素であると言えます。
小屋裏調査は、快適で安心できる居住環境を手に入れるための基礎となるものといえるでしょう。

ただし、小屋裏点検口がなかったり、小屋裏内に進入できる十分なスペースがない場合は、調査が実施できないことがあります。
あらかじめ検査会社に相談し、必要に応じて売主側に点検口の状態を確認しておくと良いでしょう


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代表取締役社長
代表取締役社長松田 隆模

経歴

建築設計事務所にて中高層建築物を中心とした企画・設計・監理に従事。
2005年以降は不動産開発デベロッパーでマンションの企画開発を中心に、仕入・販売の活動を行う。
その後、確認検査機関にて営業戦略の策定、支店開設を行い、執行役員を経て検NET株式会社を立ち上げ、代表取締役就任。
一般社団法人全国住宅技術品質協会理事。

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